登別出身のアイヌ語学者、知里真志保(1909~61年)が今年で没後50年を迎えるのを記念して、登別市内の市民団体「知里真志保を語る会」は今 秋、真志保の著書「アイヌ文学」の復刻本を出版する。同市内の小中高校や道内の図書館などに無料で配って、アイヌ文化の研究に力を注いだ真志保の功績をあ らためて紹介する。

 「アイヌ文学」は新書判で、1955年3月に東京の出版社が刊行。真志保が冒頭で「一般の読書人に対してアイヌ文学がどんなものであるかをやさしく解説した」と記したように、神謡などアイヌ民族に伝わる口承文芸の起源などを分かりやすく紹介した。

 語る会の小坂博宣事務局長(55)は「地元の子供に知里真志保の業績を知ってもらい、アイヌ文化への理解を深めてもらうきっかけになれば」と話している。

アイヌ語学者・知里真志保 没後50年、著書復刻へ 登別-北海道新聞[暮らし・話題]